1007 美容室でお客様によく聞かれる白髪染めとおしゃれ染めの違い ヘアカラーリング ブログ
2017.10.07 19:12
私が美容師になって、
よく質問される内容が
「白髪染めとおしゃれ染めってどう違うの?」
というもの。
白髪染めとは
読んで字のごとく、
白髪を黒く染めることを言います。
下の画像のように、
髪は根元から伸びてきます。
すると、白髪がある人は
根元が白くなってきます。
この部分をカラーリングして黒くし、
目立たなくするものが「白髪染め」です。
分け目や生え際が特に白髪が目立ちます。
1~2ヶ月に1度は染めた方がいいでしょう。
おしゃれ染めとは
日本人は黒髪です。
その黒髪をブラウンやアッシュ、
オレンジといった色味で
俗にいう、茶髪に明るくする
カラーリングのことです。
仕上がりは、下の画像のようになります。
仕上がりの明るさにもよるのですが、
これも分け目や生え際が黒くなり、
目立ってきます。
2~4か月程度で
染め直ししたほうがいいと思います。
ヘアカラーチャートとは
皆さんはカラーリングを
美容室でしていただく際に
「ヘアカラーチャート」というものを
目にしたことはございませんか?
次のようなものです。
これは美容室で
カラーリングを行う際の必需品です。
「色の種類の一覧」と
「髪のトーン(明るさ)の表」
として用いるものです。
主にカラーリングは
お客様の希望色に近づけることが
最大の目的です。
このヘアカラーチャートによって、
お客様の希望の色の種類と
髪の明るさを決定するのに
大いに役立ちます。
色の種類はブラウン、レッド、ブルー、
イエロー、パープル、グリーン、
オレンジ等があります。
髪のトーンはレベルで表します。
1~20レベルまであります。
数字が小さい方が暗い色。
数字が大きい方が明るい色となっています。
1~20レベルのうち
1~13レベル程度までは
カラーリングとして扱います。
14レベル以上は
ブリーチとして扱っています。
(*これは当店での話ですので、
少し誤差がある美容室もございます。)
ここまでの内容が
理解していただければ、
最後に
「白髪染めとおしゃれ染めってどう違うの?」
についての結論をお話しします。
「白髪染めとおしゃれ染めってどう違うの?」の答え!
どちらも髪のトーンでいうと
1~13レベル程度内でのカラーリングとして、
同じ扱いとなります。
ですので美容師は
あまり白髪染めとおしゃれ染めに
分類して考えることはありません。
白髪染めは白い髪を黒い髪に。
おしゃれ染めは黒い髪を白い髪に
近づけていくという違いがありますが・・。
敢えて言うなら、
1~13レベルのほぼ中間部分に当たる
7レベルが白髪染めとおしゃれ染めの
分岐点と言えるでしょう。
7レベルまでは、ほぼ100%に近いくらい
白髪に色を入れることが可能です。
それ以上のトーンレベルになると、
カラーリングを弾くという現象が起き、
トーンレベルが大きくなればなるほど、
白髪に色を入れることが
難しくなるということです。
最後になりますが、
美容師として一つお願いがございます。
ホームカラーは出来る限り、お辞め下さい。
あなたの髪を守るためです。
キールヘアーはあなたのヘアケアを応援します。