0826 髪の毛の本数と毛髪の構造 毛髪について ブログ
2017.08.26 22:21
今日は髪の毛の本数と
構造のお話です。
髪の毛の本数
人の髪の毛はいったい
何本ぐらいあるのだろう?
という疑問を持ったことはないですか。
いきなりですが、これを3択問題にします。
1.約5万本
2.約10万本
3.約20万本
正解は2番の約10万本です。
当然、個人差はありますが・・。
毛髪の構造
まずは分かり易く、
毛髪の構造図を見てください。
大まかに3層に分かれていることが
分かります。
それぞれについて簡単に説明していきます。
1.メデュラ~毛髄質とも言います。
毛髄質が全くない場合でも
異常であるとは限りませんが、
一般的に毛の太さは
この毛髄質の量で決まります。
色素や脂肪が含まれ、
保持機能があります。
2.コルテックス~毛皮質とも言います。
髪の大部分がこの毛皮質です。
この層によって毛質が決まります。
繊維状になっており
髪の強度を保っており、
たくさんのメラニンを含みます。
人種による髪の毛の色の差は
ここの色素量の違いによります。
私たち美容師はこの部分を
パーマやカラーという施術で
変化させます。
例えばパーマは、
アルカリ性の1剤で還元させ、
酸性の2剤で酸化させ、
タンパク質の構造を変化させる仕組みです。
中学生時代の理科の授業を思い出しますね。
アルカリ性か酸性かを調べるときに
リトマス紙を使いましたよね。
3.キューティクル~毛小皮とも言います。
毛根から毛先に向かい
何枚ものキューティクルが重なっており
ブラッシングなど外部の刺激などから、
髪の毛を保護する役目をします。
キューティクルは皆さんも
馴染みがある言葉だと思います。
この枚数も個人差があります。
そして枚数によって髪の強弱が現れます。
2~3枚と枚数が少ない人の髪は
柔らかい髪です。
一般的には5~6枚程度が
普通の硬さの髪になります。
8~10枚と多い人の髪は
とても硬くて頑丈です。
この枚数はパーマやカラーリングという
施術によって減少することがありますので、
パーマやカラーリングを頻繁にされる方は、
アフターケアも忘れずに行ってください。